東洋工機製ベンダーのNC装置をリプレイスした記録です。 以下の流れで作業致しました。
今お使いのNC装置の不具合を把握致します。PLC及び操作画面のみの交換で済むのか、サーボモーターやエンコーダー等も含めて交換する必要があるのかを見積ります。 そして、オペレーター様が現状のNCをどのように使われているのかも調査致します。 生産性を向上させるための便利な機能を追加したり、使用する機会の無い機能を割愛するなどして、仕様を決めていきます。 工事を行う上で、機械の電気図およびラダー図をご用意頂ける場合は工期の短縮が望めますのでその点も確認します。
NC筐体および電気部品等を交換致します。元々の筐体は14インチのCRTディスプレイでしたが、交換後は10インチのタッチパネルになりました。
必要な部品の取り付けが完了した後は、機械を動かしながら、制御ソフトウェアのバグを洗いだします。 バグの修正が完了した後に、お客様に動作を確認して頂いて作業完了となります。
ちなみにこの機械ではNCリプレイスと併せて油圧シリンダーのパッキン交換も行いました。 NCとパッキン等の機械本体の不具合を同時に修理することで、生産が止まってしまう期間を短縮することが可能です。